
今回はNFLやNBAのチアダンサーを目指している方ならだれでもご存じのTOMOMIさんに【夢をあきらめない】をテーマにお話を伺ってきました!
とってもワクワクしながら始まりました!
さて。。今日はいったいどのような会話になるのでしょうか。


こんにちは! TOMOMIさん、ずっと存じ上げていましたが
今日は色々とインサイトをお伺いできればと思っています!
はい!今日はオファーを頂きありがとうございます。
私の経験が日本のダンサーの皆さんに少しでも刺激や役に立つことができれば幸いです。


もちろんです! それでは早速ですが簡単に自己紹介をお願いします!!
寺田智美(テラダトモミ)です。私は、小・中学校とバスケ部に所属し、高校の部活動からチアダンスを始めました。大学入学以降、チアリーディングのインストラクターとして活動し、社会人になってからはアメリカンフットボールチームのチアリーダーとして3年間活動しました。


そうなのですね! 高校からスタートでここまでの実績とはなんだか心強いです。
アメリカの生活はいつからですか?
2017年、テキサス州NBAサンアントニオスパーズのダンスチームオーディションに合格し、アメリカでプロフェッショナルダンサーとしての活動を開始しました。
2018年オハイオ州NBAクリーブランドキャバリアーズのダンスチームに合格し、翌年2019年からはチームのキャプテンを3年間務めました。
又、同チームのシニアダンスチームのヘッドコーチも経験しました。
2022年、ダンサーとしてのレベルアップの為にNBAシカゴブルスダンスチームに合格し、日本人初そして唯一、3つの異なるNBAチームで7シーズン活動しました。



それは、、、濃厚な7年間ですね。
7年という年月もすごいですがその内容がドラマですね。
その後現役ダンサーとしてはどれくらい活動されたのでしょうか?
そうですね、まる2年ブルズで活動し、昨年2024年に現役を引退しました。
その後、NBAダンスチームや日本のプロスポーツチームの振付師として活動する傍ら、
アメリカで人気のフィットネススタジオPure Barre(ピュア・バー)のインストラクターとしても活動しています。
現在は、ダンスチームやフィットネススタジオの発展、次世代のダンサーやチアリーダー、フィットネスインストラクター達を育成・サポートしていくことが目標です!



ものすごくエネルギーですね!ポジティブオーラしか感じません!!
さて、TOMOMIさんがそもそもなぜNBAダンサーを目指そうと思ったのかそのきっかけや、その瞬間に感じた気持ちを教えてください。
はい。まずは2つ理由があります。
1つ目は、高校生の時からずっと続けてきたチアで、何か大きなチャレンジをしてみたかったということ。
私がNBAに初めてチャレンジした時の年齢は、27歳でした。そろそろ現役を引退した方がいいのかな…と悩み始めていた時期でもあったので、引退を前に、以前から憧れていた、チアの本場・アメリカへのチャレンジに興味を持ち、「もうこのタイミングしかない」という気持ちでいました。
2つ目は、私の姉です。私の姉は生まれつき脳性麻痺で身体に障害を持っています。
車椅子で生活する姉は、スポーツ観戦が大好きなのですが、実際に観戦に行ったり、旅行に出たりすることに対しては「誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないから」と言って、とても消極的でした。
そんな姉を、本場NBAの試合に連れて行ってあげたい!と強く思ったことがきっかけになりました。



そうなのですね!
TOMOMIさんにとってお姉さまの存在がとても大きいようですね。
そしてそんなお姉さんに夢のような企画を実現させてあげられるような環境に持っていけるとは
本当にいいモチベーションになるかと思います。
そんなTOMOMIさんですがこれまでに夢を諦めそうになった瞬間はありましたか? その時、どうやって乗り越えましたか?
え、それは、、、実は何度もあります笑


そうなんですか!?
はい、印象的な瞬間は2回あります。
1回目は、1番最初のオーディションでのトレーニングキャンプ期間中です。
周りのダンサー達のレベルがとても高く、突然自分に自信が持てなくなってしまったんです。
「コーチから劣ってると思われているんじゃないか」「レベルが低い自分なんて、コーチの目にとまってすらいないのではないか」等、
最後のFinal Showcaseの前日にネガティブな感情が押し寄せてきました。
でも、それと同時にこれまでのプロセスで自分のことを支えて、応援してくれた人たちの顔が一気に浮かんできたんです。
その瞬間に、「明日のFinal Showcaseは、ジャッジのタメでもなく、自分のためでもなく、
応援してくれた人たちへの感謝のためだけに踊る」と決めたんです。そのおかげもあり、合格を掴み取ることができたと思っています。


そのぴりぴりした感じ、とってもよくわかります。
ですよね、、
2回目は、2017年にNBAダンサーとして活動を始め、たった1年後の2018年に突然ダンスチームが解散させられてしまった時です。



えっ!!
そうなんです、、、1年かけて新しい土地と文化の中なんとか生活を築き上げて、いよいよここから!というところで、
突然自分以外の誰かに扉を閉められてしまった。
自分はアメリカにいるべきではないような気持ちになり、これを機に一度は日本帰国も考えました。
しかし、その時にお世話になっていたホストマザーの方に、「他にもまだオーディションを開催しているNBAダンスチームがあるのだから、まだ扉が完全に閉められたわけではない。チャンスがある限り、扉を叩き続けた方がいい。」と言われて、他のチームの受験を開始し、クリーブランドキャバリアーズというチームに合格することができました。


そんなことが実際にあるのですね、、、ホストマザーの方の背中の押し方、寄り添い方が素敵で、まるで第2の家族のようですね。
夢に向かう中で、最も嬉しかった瞬間や達成感を感じた出来事は何ですか?
毎日練習してる時はなかなか気づきにくいのですが、何ヶ月か経った後に少し振り返ると、
できるようになったことが増えたことに気づいた時は嬉しかったです。
普段は、夢中で、とにかくもっと上手くなりたい、という気持ちで毎日トレーニングしてるので、
できない自分に落ち込むことの方が多いのですが、ふと何かのタイミングで自分の今までの軌跡を振り返った時に、
できるようになったことが増えているのを感じると、とても嬉しかったですね。



本当にコツコツあるのみですね。
ダンスを通じて、学んだ一番大切な教訓は何ですか?
はい、まさに「毎日少しずつコツコツ積み重ねることが成長の1番の近道」ということです。
朝起きて、明日あの技ができるようになってたらいいなぁ、明日ダンスが上手くなってたらいいなぁ、と何度も思ったことが ありますが、
そんなことは起こりませんでした笑
毎日地道に、ダンスレッスンを受けたり、ジムに行ったり、小さいことを積み重ねることでしか、
ダンサーとしては成長できないということを学びました。
そして、一番大切なのは、地道に積み上げることに耐えられる忍耐力・メンタルです。


そうですよね、、、、地道しかないのですがどうしても近道したくなるのです。
でも地道、、、。わかります。
他にはありますか?
はい、「他人と比較しない。ライバルはいつも自分。」ということも学びました。
オーディション等の場面になると、どうしても誰かと比較したくなってしまうのですが、
合格不合格を出すのは、私の役割ではなくジャッジの役割なので、他人と比較するのではなく、
自分の最高のパフォーマンスをできるかどうか、に集中する。ライバルは、いつも自分です!



ライバルは、いつも自分。頭ではわかっていてもなかなか実行に移すのは難しいですが
でもほんとそうですよね。
さて、もう少し夢についてお話伺わせてください。
もちろんです!
どんどんどうぞ!


はい!では遠慮なく、、、!
夢を追いかける中で、あなたを支えてくれた人や出来事は何ですか?
日本にいる家族の支えもありましたが、やはり現地で家族にように支えてくれたホストファミリーや、友人には本当に感謝しています。
特にチームが解散させられてしまった時、「ここで諦めたら、私を信じて送り出してくれた日本の家族や友人、支えてくれたアメリカでの友人達に顔向けできない。」と自分を奮い立たせたことを覚えています。



そうですね、TOMOMIさんのパッション、人想いのスタンスは本当に今忘れかけてしまう感謝の気持ちなのかもしれません。
さて、そんなTOMOMIさんですが忙しい日々や困難を乗り越えるための、あなたなりのリフレッシュ方法やストレス発散法、習慣などはありますか?
ダンスじゃなく、ですよね。
私はハイキングに行くことが好きなので、よく自然が多いハイキングコースに行きますね。
あとは、故意的にゆっくりした時間を作る。何もしない日をあえて作って、読書をしたり、ゴロゴロゆっくり過ごしたりして、自分のマインドをリフレッシュするようにしています。


ハイキング!!よさそうですね! とにかく気持ちよさそう、、、!
私も今度やってみようかな笑
めちゃくちゃおすすめです!


今度日本国内のいいルートなどあったらご紹介くださいね。
さて他のダンサーや夢を追う人に向けて、「絶対にこれだけはやるべき」と思うアドバイスはありますか?
「覚悟を決める」ことです。ぼんやりした目標を持つよりも、「3ヶ月以内に〇〇ができるようになる」「〇〇のオーディションに合格する」等、具体的な目標を決めて、そこにコミットする覚悟を持つことです。
目標を決めてもそれに向けて継続できない人の多くが、覚悟が決められていない人です。
『自分は絶対にこうなるんだ』ということを決める。決めたら、自然にそれに向けて行動できるはずです。



自分の行動は理想の自分に向かっているか、ですね。
TOMOMIさんにとって「夢を諦めない」とは、具体的にどのような行動や考え方を意味しますか?
その行動という言葉からヒントを得るとすると、「夢を諦めない」とは、「行動し続けること」だと思います。
夢に向かって一歩踏み出したり、何かアクションを起こすのは、リスクや恐怖心が伴うことが多いと思います。
でも、その恐怖心を感じながらも、とにかく動く人・行動する人が、夢を諦めずに前に進んでいける人だと思っています。
「自分にはまだ実力がないから」「お金がないから」等、理由を述べている間にも、動けることが沢山ある。
動き続ける中で当初持っていた夢が変化していくこともあります。
それはそれで、正解だと思います。まず動かないと、明確な夢や目標も持てないと思いますし、とにかく、行動が大切だと思います。


そんな 夢を追いかけている人に、一言メッセージを送るとしたら何と言いますか?
夢を追いかけていると、その夢が大きければ大きいほど、真剣であればあるほど、大変なことや辛いことが沢山出てくると思います。
そんな時には、自分のやってきたことを信じて、上手く行ったこと行かなかったこと全ての過程を楽しむ余裕を持ちましょう。
そして、一番大事なのは、周りへの感謝に立ち返ること。
この『信じる・楽しむ・感謝する』を忘れなければ、必ず自分の納得する結果が返ってきます。


『信じる・楽しむ・感謝する』を忘れない。本当に大事なことですよね。
自分のやりたいことだけを推し進めるのではなく、しっかりと協調しながら信頼関係も築く。
本当に大切です。
今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
チアコネも人として大事なことをたくさん学んだ気がします。
いえいえとんでもありません!
この度は貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!また日本に戻る際には、ぜひ何か一緒にできたら嬉しいです。


ありがとうございました!
終始パッションでいっぱいのTOMOMIさん、暑苦しいコメントですみません、と言いながらもぶれない熱い信念を感じました。
多くの写真を提供してくださったのですが、お気づきかと思いますが、笑顔やジェスチャーがまるでWELCOMEと言っているよう。 TOMOMIさんのインクルーシブな雰囲気は生まれ持ったものではありますが多くの経験と感謝で出来上がったものかと思います。
これから海外を目指すチアダンサーの皆さんだけでなく、現在選手として活躍されている皆さんにも響くメッセージが多かったのではないでしょうか。
次回もお楽しみに★