やっと暑い夏も落ち着きましたね!
あと1週間ほどでほっと一息なチームやコーチ、監督が多い中、来年の春の入会強化に向けて、考えてみましょう。 特に競技チームの皆さんはこれから冬にかけてどんどん忙しくなってきます。
一息付ける今だからこそ!ぜひ【ブランディング】について考えてみましょう!
【1】 ブランディングの基本
まずそもそもブランディングって何?と思われるかと思います。
ブランディングとはレッスンやサービスなど、自分の(本来は企業の)価値を認識してもらい、他社とは違う独自の存在を確立する、ということです。
いわゆる【差別化ポイント】をきちんと確立することです!
そこまではわかりましたか?
さて、チアインストラクターとしてのブランドを確立するためには、まず自分の強みや指導スタイルを明確にすることが重要です。
例えば、「子ども向け」「競技志向」「習い事や趣味としてのチア」といった特定のカテゴリーに焦点を当てることで、具体的なターゲット層にアピールできます。
また、自分らしい個性を出すためのシグネチャースタイルを確立してみましょう。
例えばですが、特定のトレーニング法や独自の指導法(英語で教える!など)、その他自分でないと醸し出せない雰囲気やサービスを確立します。
これがまさに他と決定的に差をつける自身のブランドとなります。
【2.】 資格の取得と専門知識の向上
本来チアの指導に資格は必要ありません。しかし駆け出しのインストラクターにとって資格は信頼性の向上に役立ちます。
特にICFやICUの認定インストラクター資格や、JCA、JCDA、CDEなどで発行しているものは
日本国内でチアリーディングやチアダンスを指導する上で専門知識の理解を証明するための有効な手段です。
また、スポーツ指導者資格(スポーツコーチングリーダーなど)を取得することで、
チアのみならず、基礎的なスポーツコーチとしての知識も身に付けられます。
●資格取得にかかる費用:
認定資格の取得には、講習費や試験料が必要で、一般的に5万円から10万円ほどかかることが多いです。
資格を取得することで、信頼性を高めるとともに、指導の幅を広げることができます。
【3】 プロフェッショナルな見せ方
自分のブランドイメージを整えるために、ロゴやブランドカラーを設定しましょう。
好きな色やキャラクターでもよいですが、
自身がなぜこれにしたのか、後々聞かれたときにこういう理由で、ときちんと伝えられるような色やキャラクターをお勧めします。
これらは、ウェブサイトやSNSでの視覚的な一貫性を保つために重要です。
ロゴデザインやブランドカラーは、デザイナーに依頼するか、自分で作成することも可能です。
チラシやパンフレットをプロ仕様で作成し、地元のジムやスタジオに配布するのも効果的です。
●デザインと印刷費用:
ロゴデザインは1万円から5万円程度、印刷費用は1部あたり数十円から数百円かかります。
最近ではクラウドでデザイナーへの依頼も簡単にできます!
【4】指導力の強化、アピール
ブランドを強化するためには、実際の指導力がどうなのか、ここにくると何を学べるのか、お伝えすることも重要です。
この時に注意したいのは、他でも使っている思いやり、コミュニケーション、頑張る力、だとした場合
どう具体的にレッスンにそれらが組み込まれているかをアピールしたり
実際にあったことを明文化するとよいでしょう。
●スタジオレンタル費用:
スタジオのレンタルは、1時間あたり数千円程度が相場です。これにより、オフラインの指導機会が得られます。
【5】地元ネットワークの構築
地域のスポーツイベントやチーム指導を積極的に行うことで、インストラクターとしての指導力の信頼と実績を築くことができます。
地元のスタジオやフィットネス施設と提携し、定期的なクラスを持つことは、ローカルなプレゼンスを高める絶好の機会です。
また地元の学校やスポーツクラブと提携しサンプルレッスンやイベントを開催することも効果的です。
他にも単発のチアワークショップを開催し、地元の子どもたちや親との信頼関係を築くことも有効です。
●ワークショップ開催にかかるコスト:
会場のレンタル費用やプロモーション費用が必要となり、規模により数千円から数万円ほどかかることがあります。
【6】. マーケティング戦略の策定
どんなに小さいチームや団体、会社であってもマーケティング戦略を立てることは重要です。
オンラインプレゼンス(SNSなど)はさることながら、ローカルメディア(新聞、地域誌)での広告や、地元のイベントでの宣伝活動は、
オンラインだけではカバーしきれない層にアプローチする手段となります。
チームや学校とのコラボレーションを通じて、口コミによる認知度向上も狙えます。
●広告コスト:
新聞広告や地域誌での広告費用は、規模により数万円程度が目安です。
【7】. 人脈づくり
人脈はチアインストラクターとしての成長を加速させ、仲間づくりに役立ちます。
地元のスポーツクラブや他のインストラクター、フィットネス業界のプロフェッショナルと繋がることは、自分のブランドの信頼性を高めるだけでなく、新しいチャンスをもたらします。
イベントや業界セミナー、コンベンションに参加し、積極的に人脈を広げましょう。
もちろんごはんだけでも!
【8】. ターゲット層の明確化とコンテンツ作成
ブランドを構築する際に、ターゲット層を明確にすることが重要です。
子ども向けか大人向けか、初心者か上級者か、趣味としてのチアか競技志向か、
ターゲットに合わせたコンテンツ作成を心がけましょう。
たとえば、初心者向けの指導ビデオを作成して配信することで、ターゲット層にリーチしやすくなります。
●コンテンツ制作費用: プロモーション動画を作成する場合、撮影や編集に5万円から10万円程度の費用がかかることがあります。
【9】. ブランディングコストの大体の合計
ブランド構築にかかる費用は、個々の活動に応じて変わります。
一般的には、ウェブサイト作成、デザイン、広告、資格取得、イベント開催などを含めると、
初期費用として10万円から50万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
【10】外注のすすめ
時間の管理が難しい場合、SNSの管理やプロモーション業務などを外部に委託することも考慮しましょう。特に、SNSでの影響力を高めるためには、プロのマーケティング支援を受けることが有効です。
自分が最も効果的に指導に専念できるよう、必要な業務は外部の専門家に依頼するのも賢い選択です。
●アウトソーシング費用: SNS管理や広告運用の費用は、月に数千~数万円程度が相場です。期間を決めてやるのがおすすめです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ブランド構築は、単なるSNSなどのオンラインプレゼンスだけではなく、資格、ネットワーク、マーケティング、そしてオフラインでの信頼構築が重要です。
これらの要素を組み合わせることで、独自の強力なチアインストラクターブランドを作り上げることができます。 ぜひ自身のカラーを活かしてオリジナリティにあふれたチームを作ってみてくださいね。