朝ごはん食べますか?
の質問に対し、約7割の人が
「朝は1分でも長く寝ていたい」
「朝から食事が喉を通らない」
「忙しい時間にめんどくさい」
と答えたとのことです。
どこかで聞いたことありますよね?
朝食を食べずに出かけるとちょっと足取り軽やかな感じもわかります。
メリットとして朝食を抜くことは、1日の摂取カロリーを減らすことができるためダイエットに効果が出るケースも多いです。
また、朝食の準備や食べる時間、後片付けの時間を短縮できるため、慌ただしい朝の時間を余裕を持って過ごすことができます。
胃腸を休ませることができるのもメリットです。
ですが。
朝起きた時、カラダは睡眠して消費した分のエネルギーが枯渇した状態。
つまりそのまま一日をスタートしてしまうと、ガソリンの入っていない車を無理やり運転している状態になります。
カラダは筋肉を分解し始め、チアリーダーにとっては苦しい思いをしてせっかく蓄えた筋肉量が減って、
結果、パフォーマンスの低下につながってしまいます。
さらには飢餓状態のまま、菓子パンでも食べてみてください、あっという間に血糖値が上がり、逆に太るだけならまだしも、これを続けると生活習慣病まっしぐらです。
厚生労働省の調べによると、日本人にとって、朝食の欠食率は、特に男女とも20歳代で最も高く、男性で34.3%、女性で22.0%であり、
一人世帯に限った朝食の欠食率は、男性の20歳代で65.5%、30歳代で41.4%であり、女性の20歳代で29.0%とかなりの割合で朝食とっていない人が多いとのこと。
チアリーダー、ダンサーにとって、必要不可欠な筋肉量(何しろせっかく筋トレしたのにもったいない!!!)、そして持久力を維持するためにも
朝食は一日の食事の中でもとても重要です。
ぜひぜひ朝ごはんを食べる習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
そうです、習慣づけのポイントはとにかく!!!「寝る時間の確保に命をかける!!」です。
睡眠についてはまたその効果についてレポートしますが、
そんなことは十分わかってはいるけど、、、という人にヒントをいくつか伝授します!
① 多分寝る時間が遅いのでは。。。? とにかく朝型人間にスイッチを変える!
体内時計のリセットは健康な体を作るのにとても効果的です。
チア大国アメリカではほとんどの人が6時前には起きて、22時ごろには寝てしまいます。
どうしても通学や通勤があるため、何をするにも時間がかかってしまう日本のライフスタイルを
少し見直してみると、QOLもあがります。
よく考えてみると、なぜ動画を見るのは夜がいいのでしょうか?
それを朝の楽しみにしてもよいかと思います。
起きるのが楽しみなりませんか? そう、発想の転換!
ぜひアメリカ人になった気分でトライしてみてください!
② 夜遅い時間の食事に工夫
夜遅い時間に食事をとると、食事からとったエネルギーが消費されにくいので、余分なエネルギーは体脂肪として蓄積されやすくなります。
また、翌朝、食欲がなくて朝食が食べられない原因にもなり、生活リズムも乱れやすくなります。
夕食の時間が遅いと眠る時間も遅くなってしまいます。
ポイントにもあるように「寝る時間の確保」の背景には、睡眠時間をとらないと、心身の疲れが抜けないからです。
できるだけ、早めの夕食と十分な睡眠を確保できるよう、規則正しい生活リズムを心がけましょう。
ですが夜のレッスンが。。。という方も多いこの業界。
自宅について、食事までの間に長い時間が空くことも多いでしょう。
そんな時にはエネルギーの補給目的で、間食を上手に利用しましょう。
こちらも間食とっていい、となると、いきなりアイスクリームやスナックを想像する人も多いのですが、
あくまでも食事を補う目的で、おにぎりや果物、乳製品(ヨーグルト)など脂肪の少ないものを200kcalまで摂取しましょう!
夜遅くに食事をとるときは、できるだけ低脂肪で消化の良いものを選ぶようにしましょう。
野菜料理などの副菜を多めにすると、カロリーや脂肪のとり過ぎを防ぐことができます。
コンビニなどで夕食を買ったり、外食をする場合は、エネルギーなどが記載された栄養成分表示を参考にして、エネルギーや脂質が少なめのものを選んでみましょう。
③ 朝ごはんの内容に工夫
遅めに起床し、朝ごはんを食べられない人にかぎって、ゴージャスな朝ごはんを想像されているケースが多いです。
無理にむしゃむしゃ食べる必要はないので、まずは1種類からトライしてみては?
最初は、食べやすい乳製品や果物、野菜ジュースなどがおすすめです。
時間のない人は、前日の食事を取り分けておいたり、冷凍おにぎりやパン、チーズやヨーグルト、インスタントスープなど、簡単にとれるものを用意しておくと良いでしょう。
ポイントはタンパク質→糖質、です。
味噌汁だけ、鮭茶漬けなど理想的です!
※菓子パンはケーキと同じの菓子類とお考え下さい。
タンパク質というと急に肉肉しい食生活、と思うかもしれませんが
和食にも多くのタンパク質を含む食材があります!
その王様が野菜の豆類!
豆腐、みそ、納豆、豆苗など食べ方は色々、ぜひ率先して摂取してくださいね!
朝ごはんが食べられない人はまずは朝型人間になってみてください!
ちょっと得した気分にもなるのと、実際生活リズムを整えたり、体と心の活動スイッチをオンにしてくれたり、
代謝があがるなど、体にとってトクトクだらけです!
ぜひお試しください。
(参考文献: 厚生労働省 健康21プロジェクト、農林水産省)