チアリーダーが洗車したりカップケーキを売ったり
はたまたクリスマス時期にラッピングしたり、カレンダーを作って販売したり、映画やドラマではよく見るけど、これってどゆこと?と思われる方多いかと思います。
こちら、すべてファンドレイジングと言います!
恐らく耳なじみのある、クラファン、正式にはクラウドファンディングのファンド=資金なので資金集め、と訳したらよいでしょうか。
ファンドレイジングの目的は、シンプルに言えば資金(部費や活動費)を集めることです。
ただ単なる資金集めに終わらず、支援を呼びかける活動を通じて、チームが行っている活動や目標としている大会、順位などを人々に広く伝え、よりチームのことを理解してもらうことも大切な目的とされています。
ファンドレイジングはチームにとっての広報活動となります。
この活動によって、チームを知らなかった団体や企業との接点が生まれ、後々にもっと大きな資金提供につながるケースもあります。
アメリカの高校や大学だとどのスポーツチームも行っており、親が満額ユニフォームを買ってあげ、活動費をだす、という風習はあまりありません。
ですので親も含め、コミュニティがとても協力的なのがとても印象的です。
今日はその中でもいくつかの楽しいアイディアをお伝えします!
●自分たちのスキルを直接使う系(学校の体育館や施設を利用。日本の部活外のチームはコミュニティと協力してみましょう):
・チアクリニックの実施(有料イベントにする!)
・ショーケースの実施(ちょうど毎年今頃(11月初旬)に行います)
・ダンスイベント開催(入場料はワンコイン)
・ファッションショー開催(こちらも入場料はワンコイン)
・タレントショー開催
・チアリーダーと楽しむスポーツイベントの実施(ドッジボールやフラッグフットボールなど)
・スポンサーウォークの実施
・ランニング記録会の実施
●販売系:
・ベイクセール(クッキーやカップケーキ)→ 日本だと食品取り扱いには要注意!
・チームグッズの販売(Tシャツ、シートクッション、その他グッズ)
・バザーの実施(着古したTシャツや大会記念Tシャツなど)
・オークションの実施(ぜひオークションするものは寄付してもらいましょう!)
・ビンゴナイト開催
●預かり保育系:
・カラオケナイトの実施
・ムービーナイトの実施
いかにもアメリカ!という感じですが日本でもできそうなものもありますよね!
アメリカのオールスターチームはちょうど11月の上旬にショーケースというイベントを行い、団体のすべてのチームの演技を見せる発表イベントを行います。もちろん10ドルほどの入場料を取るのですが、その売上が遠征費やユニフォーム代となるわけです。
但しファンドレイジング活動には鉄則があります。
①ソーシャルメディアやEメールを活用し、多くのサポーターにリーチすること。
②人目を引くポスターやチラシを作成し、人通りの多い場所に掲示する。
③新聞社やラジオ局などの地元メディアに働きかけ、イベントの取材をしてもらう。
④イベントにゲームや音楽などのアクティビティを加え、より楽しいものにする。
⑤クーポンや特別表彰など、支援者にインセンティブを与える。
⑥集まった資金がチームや地域社会のためにどのように使われるかを透明にする。
⑦予算を立て、必要経費に優先順位をつけて、それを守る。
⑧ボランティアと定期的に連絡を取り、全員が計画通りに必要な資金を確保できるようにする。
つまり通常の広報活動と同じ!
アメリカのアマチュアスポーツはアイディアの宝庫!
ぜひ頭をひねって色々考えてみてくださいね!